中国王朝の至宝@神戸市立博物館

東京都立博物館(通称:トー博)で開催されていた日中国交正常化40周年の特別展「中国王朝の至宝」が展示期間を終え、神戸市立博物館に開場が移り、2/2(土)〜4/7(日)までの約二ヵ月間展示、公開がされてた。2/23(土)に14時から新長田にて開催される最後の『英傑サロン』の前に、三国志と鳥が好きな鳥子さんとJR三ノ宮駅で合流し足を運んだ。

こむぎろぐ(鳥子さんのブログ)
神戸市立博物館

以前10/13(土)に知り合いの三国志クラスタさん三名とトー博で『中国王朝の至宝』展を既に観に行ったため、今回はその展示内容の詳細を割愛をし、トー博と神戸市立博物館の会場と展示の比較を行う。詳細については以下を参照して頂きたい。

中国王朝の至宝@東京国立博物館

神戸市立博物館はJR三ノ宮駅から南西の800m、徒歩でおよそ10分程度の場所に位置する。東側の道路に面して入口がある。



入口を入り、左に曲がると突き当りに券売機があり、そこで入場券を購入するようになっている。今回は前売り券を用意しているため、券売機に向かって右の通路に進むと、受付とピロティに出る。ピロティの西側の壁にコインロッカーがあったため、筆箱と財布、携帯、デジカメ以外は全てそこに預ける。そして一階にある第一〜三展示室の常設展示を見て回る。なお第四、五は二階にあったが、あとで回ることとなった。しかし、時間の関係上回ることが出来なかった。
さて展示室では神戸の地域の歴史と文化について資料が展示されており、展示室ごとにそれぞれにテーマが設けられてあった。
以下は展示室毎に設定されたて展示テーマで、時代の順に記述する。

・第四、五展示室(テーマ:.東アジアとの交流−原始・古代−)
・第五展示室(テーマ:地方文化の発展−中世)
・第一展示室(テーマ:江戸時代の兵庫津)
・第一展示室(テーマ:鎖国下の日本と外国)
・第二展示室(テーマ:開港をめぐって)
・第三展示室(テーマ:文明開化と近代化)
・第三展示室(テーマ:びいどろ史料庫コレクション)

江戸時代以降の展示品を各々感想を言いながら閲覧する。特に鳥子さんはマネキンが本物の様に見えたそうで、とても驚かれていた。当時の生活の一部を再現したり、貴重な道具や生活用品の展示もあり、壁に掛けられていたボードに詳細が書かれていた。神戸の歴史が移り変わるに従い、どの様に文化が発展し、何がどの様に変化していったのか比較しすることが出来たため、今まで知らなかった神戸について考え直すきっかけとなった。

さて一階の常設展示を回ったあとはピロティから二階へ伸びた階段を登り移動する。階段を上がったすぐ右手にある通路で物販が行われていた。三国志の資料があるかどうか確認をする。五種類ほど、各五〜十冊程度あり、平積みにされていたのが確認出来たため、中国王朝の至宝を見に展示室へと向かう。トー博は開場自体が広かったため、ワンフロアで収まったが、こちらでは狭いため階を跨いで二階と三階で展示されていた。開場は以下の図の通りである。

博物館員に誘導され再び階段を登り三階へ移動し展示品を一つ一つ見る。運搬が出来なかったのか唯一No.33の「虎座鳳凰架鼓」が展示されておらず、お詫びの文章が掲載されていた。この時代はこうだった、誰が活躍していたのか、また至宝の動物達についての感想を駄弁りながら観て回る。三階の出口に差し掛かった時に、今回の目玉である「阿育塔」が展示されていた。トー博では一番最後に在していたため、感動が大きかったが、今回は中途半端な場所にあったため、ゲームで言うと中ボスに遭遇した様な感じであり、感動が薄くかなり残念だった。三階の展示を観終わり階段で二階へと移動する。この時に気分がリセットされてしまったため、やはりワンフロアぶち抜きで展示して欲しかったと痛感する。
二階の展示室に入ると、三階と比べて全然展示品がなく、小物ばかりであった。階段を経由した影響もあり気分が盛り上がらず。目玉の展示品が既出したため、それ以上の驚きも感動もなく、とうとう出口に達する。

沈みきった気分を回復させるために、再び物販を見に行く。この時鳥子さんは財布ごとコインロッカーに預けてしまったようで、取りに行くと仰りやはり「兵馬俑キティ」の関連商品は人気のためか売り切れであり、在庫すらもなかった。さて今回神戸市立博物館に来たのは、トー
博で買いそびれてしまった「三国演义兵器図谱(伯仲古月/湖南美術出版社)」を購入するためである。先ほど確認した場所に行くと、まさかの最後の一冊であったため、急いで確保する。輸入書であるため少し値段は張るが、フルカラーで良い紙を使われているため、価格は十分妥当である。
財布を取りに行かれた鳥子さんが、戻ってこられた。申し訳ないことに荷物もついでに持って来られた。鳥子さんはガチャガチャをするとのことだったが、持ち合わせが悪く、今回は運がなかったとおっしゃり、何もされなかった。一通り物販を見るも、特に三国志関連や購買意欲をそそるような商品がなく、博物館を後にすることとなる。そして最後の英傑サロンに参加するためにJR三ノ宮駅に向かった。