鯨統一郎『タイムスリップ信長vs三国志』入手

2017年8月8日(水)に講談社ノベルスより発売された鯨統一郎『タイムスリップ信長vs三国志』を入手した。1冊ものだと思っていたが、まさかのシリーズもので、本書はその10作目であった。


一読したが、まるで「無双OROCHI」のような織田信長曹操、三国対戦国の構造で、なかなか面白い架空戦記物であった。冒頭で孫権が落馬し死去するのには正直驚いたが、そこから信長率いる呉軍が破竹の勢いで魏や蜀、五斗米道といった敵対勢力を薙ぎ払っていく様はアイデアの勝利であった。
残念ながら誤字があったり、紙幅が限られているためかコンパクトにされた描写には奥行きがなかったのは非常にもったいないように感じた。