大興寺の関連資料の翻刻『雍州府志』巻第四 寺院門上 愛宕郡

久々に大興寺に係る資料の翻刻を。
今回の資料は黒川道祐『雍州府志』貞享三年(1686)である。本書は
安芸国出身の医師である黒川道祐が、後に儒学者林羅山に学んで歴史家となり、山城国を中国の雍州になぞらえ、地理や沿革、風俗行事、神社、寺院、特産物、古蹟、陵墓などの章に分けて、山城国に所在する8郡それぞれを漢文で記述している。記述は道祐の現地調査に基づいており、中国の地誌『大明一統志』を模している。(wikipedeiaより)
その巻第四「寺院門上 愛宕郡」に大興寺の項目が設けられており、次のように記す。
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在本禅寺北。本尊藥師等持院尊氏公之持佛也。古多寄附之庄園。元天台宗而京北芝町。故世稱芝薬師。今禅宗僧守之。属東福寺