2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

北村季吟『菟芸赴泥』貞享元年(1684)

北村季吟『菟芸赴泥』貞享元年(1684)全八巻 ※大興寺の記述はなし著者は江戸前期の歌学者、俳人。「つぎねふ」は「やましろ」にかかる枕詞。山城国全体の名所を記す。今回はオリジナルを確認することができなかったため、享保九年(1724)に写された菅原長…

浅井了意『京雀』寛文四年(1665)全七巻

浅井了意『京雀』寛文四年(1665)全七巻 ※大興寺の記述はなし著者は浄土真宗の僧。一条より九条まで、西の朱雀より東の京極まで町並を書き続け、由縁あるところにはその故事を書きつけたもの。たてよこの通り毎に町名を並べ、そのところの商売を記す。俳句…

中川喜雲『跡追』明暦四年(1658)全六巻

中川喜雲『跡追』寛文七年(1667)全六巻 ※大興寺の記述はなし少年に案内させて名所等を見物をする、という形式で京都を中心に山城国一円にわたる87ヵ所を、1ヵ所ずつ挿画を付し、古歌をひいたり、自作の狂歌や俳諧を添えて記す。『京童』の続編として寛文七…

中川喜雲『京童』明暦四年(1658)全六巻

中川喜雲『京童』明暦四年(1658)全六巻 ※大興寺の記述はなし京都で最も古い名所案内。後の地誌に大きな影響を与えた。京童の案内により洛中洛外を廻る形をとる。著者は丹波国から京都に出て医師となる。『(京童)跡追』はその補遺。・国立国会図書館デジ…

『封神演義』関連書籍リスト

凡例 著者名『書名』出版形式(出版社,初版出版年月日) 筆者五十音順(敬称略)安能務 訳 『封神演義(上)』講談社文庫(講談社,1988年11月15日) 『封神演義(中)』講談社文庫(講談社,1988年12月15日) 『封神演義(下)』講談社文庫(講談社,1989…

日本関帝ガイド(2017年06月30日最終更新)

独立型廟 函館中華会館(函館関帝廟) 函館華僑により1906年12月8日に洋館風の建物として建設された。しかし翌年大火により焼失する。1910年に清朝末期の建築様式で完成し、中国人の集会場として、また関帝廟の機能を持つ。入場者の減少や建物の老朽化などに…