書籍

2019年刊行「三国志」関連書籍目録

2019年に刊行された三国志や、三国志を題材にした書籍を発行年月日順にリスト化してみました! 毎年どのような「三国志」作品が登場するのか、定点観測をしているのですが、今年は特別展「三国志」が開催に伴い、それに便乗して様々な「三国志」関連書籍が世…

令和年間刊行の三国志関連書籍

2019年 5月 5月21日(火) 渡邉義浩『漢帝国-400年の興亡』(中公新書2542) 価格(税込み):950円 出版社:中央公論新社 ISBN:978-4121025425 5月24日(金) 羅貫中,立間祥介(訳)『三国志演義(1)』(角川ソフィア文庫) 価格(税込み):1,598円 …

白井恵理子『STOP劉備くん!!リターンズ!(1)』入手

「白井式三国志」の通称でお馴染みのSTOP劉備くんシリーズ。2011年にメディアファクトリーより出版された『劉備くん 阿斗のまつり』を最後に新刊の刊行が止まった。先日2018年2月20日(火)に実に7年ぶりとなる新刊『STOP劉備くん!!リターンズ!(1)』が発…

野川博之『明末仏教の江戸仏教に対する影響』入手

先月、二階堂善弘先生より黄檗宗と曹洞宗の関係をより理解するための資料として野川博之『明末仏教の江戸仏教に対する影響』(山喜房佛書林,2016年)を教えていただいた。曹洞宗にとって黄檗宗の関わりが所謂「黒歴史」になっているそうで、一般的に流通し…

『はじめての即位(下)』『三国志独学ガイド』入手

昨年末の冬コミ(C93)にて頒布された楽史舎さんの新刊『これから皇帝になる人のはじめての即位(下)』(楽史舎,2017年12月31日)、および佐藤ひろおさんの三作目となる同人誌『三国志独学ガイド―正史三国志のつぎに読む本―』(いつか書きたい『三国志』×…

仙石知子『毛宗崗批評『三國志演義』の研究』拝受

以下の記事で紹介したように、先月末に仙石知子先生の『毛宗崗批評『三國志演義』の研究』が刊行された。・仙石知子『毛宗崗批評『三國志演義』の研究』(2017年12月) - 尚書省 三國志部 http://d.hatena.ne.jp/kyoudan/20171226/1514218225『演義』の研究…

ご著書拝受

先日、関西大学教授 二階堂善弘先生の研究室へお伺いした際に、大変嬉しいことに今では絶版となってしまったタイトルも含め、以下に挙げた数々の先生の著書を拝受しました。本当にありがとうございました。・関西大・二階堂研究室 NIKAIDO Yoshihiro http://…

横山『三国志』文庫本付録コラム 一覧

横山『三国志』の文庫本の巻末に、有識者による多種多様のコラムが付録として掲載されている。何度か通読していたため中華街の関帝廟や長崎の唐寺を取り上げたコラムもある、と認識はしていたが、まさか大興寺についても取り上げられていた。しかも画像付き…

山田邦和『京都 知られざる歴史探検 上』(2017年10月25日)

少し情報をフォローすることが遅れてしまったが、今からおよそ2か月前の2017年10月25日(水)に新泉社より山田 邦和『京都 知られざる歴史探検 上―上京 洛北 洛東・山科―』が2160円(税込み)が発売された。・京都 知られざる歴史探検 上 http://www.shinsensh…

『ひまわりっ〜健一レジェンド〜』入手

『海月姫』や『主に泣いてます』の著者により『モーニング』2006年2号〜2010年6号まで連載されていた東村アキコ『ひまわりっ〜健一レジェンド〜』全13巻(しかも全て初版・帯付き)を入手した。東村アキコが漫画家として上京する以前、地元の宮崎県に住んで…

小川陽一『明清のおみくじと社会 関帝霊籤の全訳』入手

先日取り上げたように、小川陽一『明清のおみくじと社会 関帝霊籤の全訳』が2017年9月7日(木)に発売された。関帝に関する内容であったため、発売情報を目にしてから購入を検討していたが、9日(土)に開催された第12回三国志学会 東京大会に出店されていた汲古…

『後漢末たべもの列伝 史書にごはん』入手

2017年8月11日(金)〜13日(日)に東京ビックサイトにて催された同人グッズの大型即売会コミックマーケット92(C92)。その3日目にあたる2017年8月13日(日)に圓田さん(@maruta_open)が作成された同人誌『後漢末たべもの列伝 史書にごはん』が頒布された。 幸…

三国志学会 編『三國志研究』第十二号(2017年9月9日)

例年、三国志学会の開催に合わせて刊行されている学会誌『三國志研究』。その第十二号が本日の三国志学会 東京大会にて学会員を対象に頒布された。今回は以下の通り講演が2本、論考が5本を掲載する。 講演 沈伯俊 劉備は本当に皇叔なのか 潘偉斌 安陽曹操高…

小川陽一『明清のおみくじと社会 関帝霊籤の全訳』(2017年9月7日)

昨日2017年9月7日(木)に小川陽一先生による全訳書『明清のおみくじと社会 関帝霊籤の全訳』が研究出版より2916円(税込)で発売された。・<通販>研文出版(山本書店) - 中国図書専門 研文出版(神保町 山本書店出版部) https://www.kenbunshuppan.com/上…

鯨統一郎『タイムスリップ信長vs三国志』入手

2017年8月8日(水)に講談社ノベルスより発売された鯨統一郎『タイムスリップ信長vs三国志』を入手した。1冊ものだと思っていたが、まさかのシリーズもので、本書はその10作目であった。 一読したが、まるで「無双OROCHI」のような織田信長対曹操、三国対戦国…

渡邉義浩『三国志事典』入手

先月2017年5月22日(月)に大修館書店より発売された渡邉義浩『三国志事典』をようやく購入することができた。地元の大型書店では在庫を切らしており、発売からかなり経っての入手となってしまった。・三国志事典 - 株式会社大修館書店 http://www.taishukan.c…

『ケトル VOL.37』入手

先日(といっても発売日に)、太田出版より刊行された『ケトル VOL.37』を入手した。 ・ケトルVOL.37 - 太田出版 http://www.ohtabooks.com/publish/2017/06/14115129.html今回は何と言っても「横山光輝『三国志』が大好き!」がテーマに特集が組まれており…

『吉川英治全集 三国志』新聞広告(1979年10月14日〜1980年1月23日)

1979年(昭和54年)10月から1984年(昭和59年)7月にかけて講談社より『吉川英治全集』全58巻(以下、新版とする)が刊行された。このシリーズは旧版の内容や表装等を一新したものとなっている。吉川英治『三国志』は新版では24〜27巻の4巻にかけて収録され…

『吉川英治全集 三国志』新聞広告(1969年6月12日,1970年9月7日)

以下は『吉川英治全集』(旧版)の販売を促進するために朝日新聞に掲載された広告である。 『朝日新聞』1969年(昭和44年)6月12日木曜日 朝刊,10版,8面) おそらく生褚氏が新たに描いた人物画を全面広告に掲載する。左より関羽・劉備・張飛が点画で描かれ…

『吉川英治全集 三国志』新聞広告(1966年7月19日〜10月29日)

1969年(昭和45年)に講談社の創業60周年を迎える。それを記念して1966年(昭和41年)8月から1970年(昭和45年)9月にかけて『吉川英治全集』全56巻(1979年より表装等を改めた『吉川英治全集』全58巻が刊行されたため、それと区別するためこの56巻本を以下…

渡邉義浩『三国志事典』(2017年5月22日)

先日、2017年5月22日(月)に大修館書店より渡邉義浩『三国志事典』が3888円(税込)で発売された。・三国志事典 - 株式会社大修館書店 http://www.taishukan.co.jp/book/b287561.html本書の紹介文と目次は以下の通りである。 三国志研究の第一人者による初の…

吉元昭治『日本伝説紀行ガイド』の関帝編(2/2)

昨日の続き。今回は黄檗宗寺院以外で祀られている関帝を祀る寺廟についてである。・『日本伝説紀行ガイド』の関帝編(1/2) - 尚書省 三國志部 http://d.hatena.ne.jp/kyoudan/20170516/1494893419 神奈川県 横浜関帝廟 神奈川県横浜市山下町【写真270】JR石…

吉元昭治『日本伝説紀行ガイド』の関帝編(1/2)

昨日の記事に記載したように今回と次回の2回に分けて、吉元昭治『日本伝統紀行ガイド』(勉誠出版,2001)の関帝に関する記述をメモとして引用する。本文は一字一句そのまま引用する。文中に住所が記載されているが、文字だけではその所在が分かりにくいため…

吉元昭治『日本伝説紀行ガイド』(2001年7月10日)

本書は日本に古くから残る伝説や伝承が伝わる所縁の地を筆者が訪れ、その地で取材等を通して見聞きした事柄をガイドブックの様な体裁で紹介する。取り上げる伝説は非常に多種多様(後述)で計29項目、日本の人物だけでなく、日本に将来した中国の人物や神仙…

『別冊少年チャンピオン』2017年6月号入手

昨日、2017年5月12日(金)に秋田書店より「別冊少年チャンピオン」6月号が660円(税込)で発売された。この号のP.455〜494の40ページにわたり、『エグザムライ戦国』の筆者山口陽史氏による読み切り作品 三国志冒険譚「呉−孫策伯符という男−」を掲載する。・別…

宮田安『長崎崇福寺論攷』(1975年8月)

崇福寺に置かれる関帝像について調べるために、福岡県立図書館が所蔵する宮田安『長崎崇福寺論攷』(307/500部,長崎文献社,1975年8月)を閲覧する。崇福寺に関しては、長崎市が刊行した『長崎市史地誌編佛寺部』が基礎資料である。しかしながら『長崎市史…

楢山満照『蜀の美術』(2017年4月5日)

先日2017年4月5日(水)に早稲田大学出版部より楢山満照『蜀の美術 鏡と石造遺物にみる後漢期の四川文化』(早稲田大学エウプラクシス叢書)が3888円(税込)が発売された。・蜀の美術 鏡と石造遺物にみる後漢期の四川文化 | 早稲田大学出版部 http://www.wase…

永井徳鄰『通俗演義三國志』出版広告

昨年末に入手した永井徳鄰『通俗演義三國志』。以前、そのことについて簡潔について紹介したが、今回は出版、販売されるにあたりどのような宣伝がされていたのか調べてみた。永井徳鄰『通俗演義三國志』 - 尚書省 三國志部http://d.hatena.ne.jp/kyoudan/201…

『快楽天BEAST』2017年3月号入手

先に断っておくが、本書は成年向けの漫画雜誌である。2017年2月14日(火)にワニブックスより『快楽天BEAST』が480円(税込み)で発売された。この雑誌では火鳥さんによる1話完結型の歴史漫画『快楽ヒストリエ』が連載されている。以下にいくつかツイートを挙…

市川路周 飜刻『通俗繪本三国志』入手

市川路周 飜刻(1884)『通俗繪本三国志』文事堂を入手した。『絵本通俗三国志』のブームを受け、明治期に各書房が競うようにして独自に絵を付けたり、ダイジェスト化したりして出版されたうちの1シリーズである。 さて本書は上下2巻で構成されていたモノで…