三国志学会 第9回京都大会@龍谷大学(一)[レポート]

9/13(土)10時より龍谷大学 大宮学舎清和館3階ホールにて『三国志学会 第9回京都大会』が開催された。

三国志学会
http://sangokushi.gakkaisv.org/
龍谷大学
http://www.ryukoku.ac.jp/

以下が本大会のプログラムである。

○ 会長挨拶(10:00〜10:10)
○ 報告(10:10〜12:00)
 袴田郁一(早稲田大学大学院修士課程)
 「吉川英治三國志』における人物形象 −「三絶」を中心に」
 清岡美津夫(NPO三国志フォーラム)
 「なぜ横山光輝官渡の戦いを描かなかったのか」

○ シンポジウム「『三国志演義』とは何か」(13:00〜17:30)
司会進行
 竹内真彦(龍谷大学経済学部教授)
報告者
 小松謙(京都府立大学文学部教授)
 後藤裕也(関西大学非常勤講師)
 上原究一(日本学術振興会特別研究員PD)
 井口千雪(日本学術振興会特別研究員DC)

○ 懇親会 (18:00〜)

まずは学会の開催前直前までの動向について。
イベント前夜は「楽しみすぎて寝ることが出来ない」悪癖を持っており、今回もそれが遺憾無く発揮されてしまい、夜を徹してしまう。午前2時頃から5時まで今年1月に羽曳野市で開講された後藤先生が担当された市民講座の配布資料と、『語り物「三国志」の研究(汲古書院/後藤裕也/2013年1月)』に目を通し、午後からのシンポジウムに備えて予習を行った。

・語り物「三国志」の世界 後藤裕也のウェブページ
http://www13.plala.or.jp/gyty/yuri_wu_san_guo_zhino_shi_jie/top.html
三国志演義の世界を読み解く〜英雄たちの栄光と挫折〜
http://www.city.habikino.lg.jp/lic/shimindaigaku/kouza13kouki/kouza13kouki-sun.html

語り物「三国志」の研究

語り物「三国志」の研究

その後Twitter三国志関連の情報(もちろん学会についても含む)が発せられていないか確認をすると、4時23分に清岡さんが投稿された以下のツイートに気付き返信を行い、学会の準備を行うため集合時間と場所の確認を行なった。

9時前に京都入りをし京都タワー店にいるであろう清岡さんを捕まえ、時間を潰すという計画を当初立てていたが、徹夜したため時間的に大きな余裕があり、結果8時頃に京都着に変更となった。学会に必要なものを忘れていないか確認を行い、6時半頃に家を出る。宝塚線にトラブルがあったようだが、7時44分に京都駅に到着し、京都Porta ウエスト店へと向かった。

京都タワー店 | スターバックス コーヒー ジャパン
http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=547
・京都Porta ウエスト店 | スターバックス コーヒー ジャパン
http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=1199

7時50分に入口すぐそばのカウンター席でPCで作業をしているスーツ姿の清岡さんを発見し、挨拶をする。清岡さんからご馳走になる形で52分に抹茶ティーラテを注文し、清岡さんの右隣に座った。そして清岡さんが荷物の中から両面印刷が施されているA4サイズの用紙50枚6種類(全300枚)を取り出し、それらをコピー本の製本の要領で製本作業をお願いされた。

お互いに作業をしながら、共通認識をしている某高校生や学会で流す映像関連、東京大会での出来事、発表についてなど、オフレコの内容が多く占たが、話題が多岐に渡り盛り上がった。製本していく途中で10分で10部完成のできる効率的な方法を見つけ、作業を始めてから50分後の8時40分頃に全て製本し終えた。そして9時過ぎまで清岡さんがパワーポイントでスライドを作成し発表の準備をすすめていらっしゃったが、完成には至らなかったため、一旦中断して龍谷大学大宮キャンパスへ移動をすることに。再び例の高校生を話の俎上に載せて、また翌日実施するオフ会について道中を楽しんだ。この時に、清岡さんがにゃもさんに竹内先生が参加する事を話してしまったと漏らされた。

9時15分に龍谷大学大宮キャンパスに到着する。第7回大会のように直前の教室変更がないことを確認し胸をなでおろすと同時に、正門付近にまだ会場案内が張り出されていないことに不満を漏らしてしまった。会場がどこか把握していなかったが、前方に十数人の集団があり、清岡さんが二松学舎の伊藤ゼミ生ではないか、と推測されたため、その後を付いて行った。南黌の側でSAKAIさんが腰を掛けていらっしゃったので、挨拶を。SAKAIさんによるとどうやら開場の設営がまだ終わっていないらしく、そこで待っているとのことだった。清和館に入り階段で三階まで上がると、通路の右側に汲古書院さんの物販ブースと学会の参加受付があった。どちらも準備していたため、会場に入りFの席に自分の荷物を、清岡さんはGの席に着いた。

清岡さんは先ほどの作業の続きをされるため、SAKAIさんの所へ行くという旨を伝え、一階に移動した。早速SAKAIさんより、7/26(土)に神戸三国志ガーデンにて開催された竹内先生による講座「三国志Q&A(テーマ:夏侯惇夏侯淵・程碰・郭嘉)」にて、どのような質問がされ、解説をされたのかお話をしてくださった。またその時のデータが保存されたCD-ROMを下さった。また9/20(土)に開催されるQ&A(テーマ:劉備劉禅劉封)についてどのような質問を行うのか、その意図と意見の交換を行なった。

三国志演義ミュージアムKOBE三国志ガーデン
http://www.3594garden.com/top.html
三国志ガーデン イベント&ニュース:「龍谷大学 竹内真彦教授」 三国志Q&A
http://www.3594garden.com/event.html#take

しばらく話しているキャリーバッグを引いたにゃもさんとさんが到着された。そろそろ会場の準備が整ったであろうと予想し、SAKAIさんと共に会場に入ることにした。この時には学会の案内が掲示されていた。

会場に戻るとにゃもさんはDの席に座られて準備されており、SAKAIさんはEの席に荷物を置かれた。そして4人で今回の司会も伊藤先生が務めるのではないか、と予想をSiて盛り上がった。すると夢梨さんが、同学会で作成されたの冊子「空城之計」「鳳雛」を一部ずつと、以前よりお願いしていた東京大会のレジュメを渡すために、お忙しい中時間を見つけて駆け寄って来られた。〔お手数おかけしました。本当にありがとうございます。〕夢梨さんが去った後、およそ半年前の3/28(金)にTwitterでにゃもさんが福岡関帝廟関羽像の手に青龍刀を手にしていたことを不思議に思われており、少しは疑問を解消していただければと考え、また翌日のオフ会にて萬福寺大興寺関羽像を拝観することもあり、福岡関帝廟の冊子とリーフレットをお渡しした。

・福岡関帝廟入口(福岡県福岡市中央区天神地区) - 三国志ニュース
http://cte.main.jp/newsch/article.php/2070
・なんと!福岡にもあるんです【福岡関帝廟】 - 西鉄福岡(天神)駅に関する記事 | えきまちコミュニケーション 西鉄沿線web
http://www.ensen24.jp/fukuoka/2009/05/post-16.php

しばらく話していると竹内先生が会場に戻られたため、清岡さんが竹内先生と一緒に「曹操暗殺 三国志外伝」の宣伝用映像の上映の準備を始められた。9/3(水)にDVDが発売されたので、その宣伝を委託されたとのこと。それを東京大会と同様に、大会が始まるまでずっと流された。

曹操暗殺 三国志外伝 公式サイト
http://sousouansatsu.com/

会場の準備の方も一段落したように見えたため、年会費を支払いに会場の外へ出た。汲古書院さんの隣の机の真ん中に「受付」と印字された用紙が貼られていたので、そこに足を運んだ。受付には夢梨さんがいらっしゃり、どうやら伊藤ゼミ生が担当されているようだった。夢梨さんに三国志学会案内のハガキを手渡し、年会費を支払いを済ませた。そしてハガキと領収書、会報誌を受け取り、会場の自分の席へと戻った。

そして会場の後ろから前にかけて、報告者の袴田さんと清岡さんの配布資料が配られ始めそれを受け取った。ふと気が付くといつの間にか、ひろおさんが会場にいらっしゃった。SAKAIさんと清岡さん、にゃもさんとともにひろおさんに挨拶をすると、ひろおさん清岡さんの真後ろにあたるIに座られた。そしてにゃもさんにお渡ししたものと同様の福岡関帝廟の冊子とリーフレットをお渡しした。

開会が近づくにつれ、参加者が次々と会場内へ入ってきており、賑やかになってきた。渡邉先生と狩野先生も会場に入ってこられて、渡邉先生はCに、狩野先生はBに座られた。その中にはカメラを持った方(おそらく中国人)が何人もスクリーンをバックに写真を撮られていた。何の気なしにその様子を見ていると、後ろから近づいてきた女性二人に「私たちを撮ってくれ」的なお願いをされた。中国語は一切全然わからなかったが、それに応じ何枚か撮影をすることに。着席して隣のSAKAIと話ながら会報誌に目を通し、時間がくるのを待った。


龍谷大学 大宮キャンパス
京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1