賈鵬芳「Christmas Premium Concert 2017」鑑賞

今年の1月20日(金)に公演された賈鵬芳三国志組曲 第二番」に続き、2017年11月29日(水)19時〜の賈鵬芳「Christmas Premium Concert 2017」にも招待されたので鑑賞してきました。
備忘録も兼ねて以下にメモを。

会場は大阪市中央区城見に所在するクラシック音楽専用ホール「いずみホール」。座席は全席指定で、今回は1階S席19番席。舞台よりは少し離れてはいますが、ほとんど遠さを感じることなく、むしろほぼ中央の位置(正面に指揮者がくる)で、かつ舞台全体を俯瞰して楽しむことができたので個人的にはちょうどよかったです。会場は空席がほとんどない大盛況ぶりでした。

今回も例のごとく前半と後半の二部構成でした。第一部ではまずは野沢雅子さんの語りによるシンフォニックオーケストラの楽器紹介(金管楽器→弦楽器→ハープ→ティンパニの順)によって始まりました。楽器1つ1つの特徴や性質について噛み砕いてお話され、さらに紹介された楽器のワンパートほどの短い演奏がありました。この楽器はこんな音色を奏でるのか…と他の楽器と聞き比べることができたので、楽器に詳しくない超初心者でしたが非常に理解しやすかったです。

全ての楽器が紹介されると、その直後に誰もが聞いたことがある有名なフーガ(曲名は失念)が2曲が演奏さました。演奏前に楽器の解説があったことが幸いして、楽器の音色の聞き分けができ、また聞くポイントや観るべき点が圧倒的に増えたのでより楽しむことができました。

演奏後奏者が全員はけ、下手より司会者が登場し簡単に挨拶が行われました。そして野沢さんと賈さんが満を持して登壇。
BS TBS「こころ ふれあい紀行〜音と匠の旅〜」より、かつて番組で取り上げた3人の匠をピックアップし、野沢さんの優しい語りと賈さんの二胡の演奏を通してと彼らが紹介されました。二胡の音色が切なかったです。

20分もの休憩を挟んで第二部。
オーケストラの前(舞台中央)には卓球台がドーンと置かれ、かなり違和感を覚えるような異様な光景でした。もちろん卓球によって演奏するためです。
元全日本代表の卓球選手方と大学でコーチをされている方が上・下手より登壇。そしてラケットやワイングラス等を駆使してリレーが始まりました。リズミカルに響くピンポン球の音が心地よかったです。まさに現代アートといった感じでしたが、残念ながらその感性をあまり持ち合わせていなかったのであまりにもシュールな出来事に開いた口が…

観賞後は賈さんのサイン会が行われました。非常に嬉しいことに野沢さんのサイン会も急遽行われることに。今回は先日発売された新盤「組曲 忠臣蔵〜義よ永遠に」にお名前をいただきました。
一生大事にしたいです。