『傾城三国志』入手

幸運にも先日、墨川亭雪麿 作,歌川國貞 画『傾城三国志』を二種も入手することができた。『傾城三国志』とは今からおよそ200年前の江戸時代の天保年間に刊行されたもので、湖南文山 訳『通俗三国志』をベースとして書かれた女体化・現代パロディの三国志物語である。

この2冊の保存状態は思っていた以上に良いが、今後経年による劣化や破損、虫害等を被るおそれも否めない。そこで「資料保存」を目的に今回これらをPDF化した。趣味や研究等で本書を必要とされる方もいらっしゃるであろうから、閲覧できるよう以下に公開をする。

なお全てのページにわたり、変体仮名が使用されているため通読するのは容易ではないが、雰囲気だけでも楽しんでいただければ幸いである。

・墨川亭雪麿 作,歌川國貞 画『傾城三国志』第二編の三 (PDF:18.9 MB)
  https://drive.google.com/file/d/0B2JPhyGFtL06RGRUdjBFQmUyd28/view?usp=sharing

・墨川亭雪麿 作,歌川國貞 画『傾城三国志』第四編 (PDF:26.2 MB)
  https://drive.google.com/file/d/0B2JPhyGFtL06d0lPRUdac3o5SDQ/view?usp=sharing

※両者とも1ページ目は256段調カラーで、それ以降は同じく256段調グレーでスキャンを行なった。