崇福寺関帝像について

記事で崇福寺護法堂の天王殿、観音堂関帝堂の沙弥壇のうち天王殿に韋駄天像の眷属として、関帝堂には関帝を中尊に周倉関平像の三尊形式で祀られる、と以下の記事で触れた。

崇福寺関帝像」の霊験 - 尚書省 三國志
http://d.hatena.ne.jp/kyoudan/20170215/1487137325

崇福寺護法堂における関帝像 - 尚書省 三國志
http://d.hatena.ne.jp/kyoudan/20170824/1503534764

前者は全身を金色に、後者は全身を黒色に彩色されており、全く異なる像容をする。そこでふと疑問に思ったのは、後者は祭祀状況的にも関帝としてしっかりと認識されていると思われるが、前者は雑多に置かれた諸像の1躯であり、「伽藍神像」と記録が残るため、関帝として認識はされていなかったのではないだろうか。

このことはまだ証明することができそうにないため、史料等で調べたい所存である。